09/02/06 17:11:47
[東京 6日 ロイター] 野村ホールディングスは6日、3000億円を上限に普通株式の
発行登録を行ったと正式発表した。
今後1年間で、同金額を上限として新株を発行し、調達資金は、昨年秋に買収したリーマン・
ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)の人材やシステム運営・開発など成長分野に
充当する考え。
ただ、株式市場の行方次第では実施のタイミングや規模を変更する可能性もある。
野村は世界的な金融市場混乱の影響を受け、08年4―12月期に連結当期損失4923億円を
計上した。増資により、傷んだ中核的自己資本(Tier1)を手厚くする。昨年12月には
劣後特約付社債(SB)と劣後特約付の転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行で
4100億円を調達し、自己資本の補完的項目(Tier2)に充当したが、成長の原資として
Tier1の調達に踏み切る。
今回の発行登録により、野村は2009年2月19日から2010年2月18日まで、いつでも
3000億円を上限に増資に踏み切ることができる。野村は09年3月末までの発行、払い込み
完了を目指すが、同社の株価やマーケット環境が不安定さを増せば、増資規模の縮小や先送りの
可能性もある。さまざまな状況を考慮したうえで、最終的に増資に踏み切るかどうかの最終判断を
下す。
野村HDの仲田正史執行役(CFO)は1月27日、決算発表後の電話会議で「さらなる成長の
ためにTier1を含む資本増資を考えている」と表明していた。具体的な時期やスキームは
明らかにしなかったが、アナリストや機関投資家の間では、普通株増資あるいは臨時株主総会を
経た種類株発行による増資かに注目が集まっていた。
ソースは
URLリンク(jp.reuters.com)
■野村ホールディングス
URLリンク(www.nomura.com)
ニュースリリース 2009年02月06日 新株式発行に係る発行登録について
URLリンク(www.nomuraholdings.com)
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