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出版科学研究所がまとめた2008年の出版物(書籍と雑誌)の推定販売金額は、前年比3.2%減の
2兆177億円と、4年連続で前年を下回った。雑誌は若年層をはじめとする読者離れが響き、
同4.5%減の1兆1299億円と過去最大の落ち込みとなった。書籍は同1.6%減の8878億円だった。
出版市場は2兆円割れが目前となった。
雑誌の前年割れは11年連続。08年は91年続いた「主婦の友」(主婦の友社)など歴史ある
有名雑誌の休刊が相次いだ。雑誌休刊点数は186点と、07年に次ぐ過去2番目の多さ。
創刊は177点にとどまり、3年連続で休刊が創刊を上回った。ネットや携帯電話の普及で
「情報源や娯楽としての役割が後退した」(出版科学研究所)。販売部数をみると月刊誌は
過去最大の前年比6.5%減で、週刊誌は同7.0%減だった。
書籍は「ハリー・ポッター」最終巻が約68億円を販売するなどヒットがあったものの、
全体の販売金額は2年連続の前年割れとなり、ピーク時の1996年に比べると約2000億円少ない。
安い文庫本が好調で、読者の低価格志向が進んでいる。
▽News Source NIKKEI NET 2009年02月03日00時24分
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
▽出版科学研究所
URLリンク(www.ajpea.or.jp)