【酒類】サッポロの4位転落で激化する高級ビール戦争(東洋経済)[09/01/23]at BIZPLUS
【酒類】サッポロの4位転落で激化する高級ビール戦争(東洋経済)[09/01/23] - 暇つぶし2ch1:依頼@台風0号φ ★
09/01/29 00:51:03
 高級ビールのパイオニアである「エビス」が、苦戦を強いられている。2008年度の販売数量が
前期比1割減に落ち込む一方、サントリーの「プレミアムモルツ」が同21%増と大躍進。長年、
独壇場だった高級ビールの首位の座をサントリーに奪われてしまった。サッポロビールにとって
エビスは収益柱であり、「日本文化を代表するビール」(サッポロの寺坂史明専務)という自負がある。
サントリー逆転で、かつてないほど危機感を強めている。

 「プレミアムモルツとエビスはウサギとカメみたいなもの。われわれはカメでいいと思っている」。
サッポロの寺坂専務はあくまでもマイペースを強調するが、09年度のブランド戦略には焦りが
にじみ出る。「エビスへの史上最大の集中化戦略」と銘打って、テレビCMを中心に広告費を大幅に
増やす。3月に期間限定で「シルクエビス」を投入するなど拡大に必死だ。

◆サントリーは黒字化

 サッポロ苦戦の背景には、サントリーの価格戦略も影響している。原材料高を理由にキリンビール、
アサヒビール、サッポロは昨春までに値上げしたが、サントリーだけは昨年8月末まで家庭用の缶製品の
価格を据え置いた。この“後出しじゃんけん”が奏功し、サントリーのビール類シェアは12・4%(前期
11・0%)と過去最高を記録。サッポロは11・8%(同12・5%)と、4位に転落してしまった。

 敗因はエビスだけではない。第3のビール市場が同14%増に膨らむ中、サッポロだけが同9%減に後退。
発泡酒も市場が同7%減に対し、サッポロは26%減だった。

 一方で、サントリーは勢いづく。「08年度は販促費を削減しても数量が増えた。採算の高い第3のビール
比率も高まった」(サントリーの相場康則常務)ことで、赤字続きだったビール事業が、参入46年目にして
悲願の黒字化を達成。ただし09年度は価格据え置き特需が消えてしまうため、3位の地位を盤石に
できるか正念場だ。広告費と販促費を積み増し、ビール類を同5%伸ばす拡大戦略を描く。

 引き続きプレミアムモルツも同15%増の1320万箱計画と、攻めの姿勢を崩さない。対するエビスは
同11%増の1200万箱と計画では後塵を拝すが、遅れて実施したサントリーの値上げが、どう影響する
かは未知数だ。

 加熱する両社を横目に、キリンの三宅占二社長は冷静だ。「こういう時代でプラスは難しい」とビール4社
の中で唯一、マイナス計画を発表。成長が続いた高級ビール市場も08年度は微減に転じており、09年度
に拡大を見込むのは非現実的。それでも両社のプライドを懸けた高級ビール戦争は激化する一方だ。

▽ソース:東洋経済 (2009/01/23 15:30)
URLリンク(www.toyokeizai.net)


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