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全国で「ジュエリーマキ」などの宝飾店を約190店展開する三貴(東京)は21日、
東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約117億円。
民間調査会社の東京商工リサーチによると、三貴はピークだった1990年代に
全国で1200店を展開し、年間売上高は1853億円まで成長した。
その後、販売不振に陥り、経営再建を進めていたが、最近の急速な景気悪化で
08年8月期の売上高は205億円に落ち込み、経営が行き詰まったという。
(会社の概要)
同社は昭和44年に「銀座ジュエリーマキ」第一号店を大井町(東京)にオープン
したのを発祥としている。その後、宝飾貴金属の店舗を全国に展開。「ジュエリー
マキ」「じゅわいよ・くちゅーるマキ」等の店名でピーク時には全国1200店舗(現在
は190店舗)、従業員約6000名を抱え、平成7年2月期には年商約1853億円
を計上。宝石貴金属の小売業者としては国内トップクラスの業容と知名度を誇って
いた。
しかし、多店舗展開に伴いバブル経済崩壊後には借入金が1664億円(平成9年
当時)にまで脹らみ、うち金融債務の一部が整理回収機構に引き継がれていた。
このため、13年3月には営業権を新会社(株)三貴に譲渡(旧会社は商号変更した
後、平成14年10月特別清算)し、事業の再構築を行っていた。営業譲渡後の三貴
は平成14年2月期に年商約289億円を計上していたが、その後の消費の冷え込み
などから売上減少に歯止めがかからず、直近の20年8月期は年商約205億3100
万円まで落ち込んでいた。
更に、リーマンショック以降は売上低下に拍車がかかり、経営を圧迫していた。
ソース:読売新聞(2009年1月21日12時48分)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
ソース:東京商工リサーチ
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株式会社三貴
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