09/01/20 21:25:05
政府は20日、景気の基調判断を「急速に悪化している」と下方修正した1月の月例経済報告
を関係閣僚会議で了承した。基調判断の下方修正は4カ月連続で、「急速」という表現を
基調判断で使うのは、記録が確認できる1975年以降で初めて。
世界的な景気悪化で輸出や生産が急激に落ち込んでいる状況に危機感を鮮明にした。景気
の先行きについても前月に続き、世界的な金融危機の深刻化など「景気の下押しリスクが
存在する」と警戒感を示した。
4カ月連続の下方修正は、米ITバブル崩壊後の2001年2-6月の5カ月連続以来約8年
ぶり。
前回の景気後退局面では01年11月に基調判断で「一段と悪化」の表現を使ったが、今回
は「景気が落ち込む速度はより大きい」(内閣府)として「急速に悪化」とした。
自動車や家電製品の輸出が大幅に落ち込み、減産が広がっている現状を反映。輸出は
前月の「減少」から、生産は「大幅に減少」から、ともに「極めて大幅に減少」に下方修正
した。
個人消費は、企業の減産に伴い雇用情勢が厳しさを増しているため、「おおむね横ばい
だが、足元で弱い動き」から「このところ弱含んでいる」に3カ月ぶりに下方修正した。
住宅建設は「弱含んでいる」から「減少している」に、輸入は「弱含んでいる」から「緩やかに
減少」にそれぞれ下方修正した。
47NEWS(よんななニュース)
URLリンク(www.47news.jp)