09/01/18 07:15:49
経済産業省は、博士号を取得しても定職に就けず、非正規労働者の位置付けで研究を続ける
理工系の「ポストドクター」(ポスドク)の就職支援に乗り出す。
高度な専門知識を持ちながら就職難に苦しむ若手研究者に4月から約1年間、民間企業で働く
機会を設ける。実力が認められれば正社員への道が開けるという。
1月下旬から約200人の若手研究者の公募を始め、2月下旬に書類審査や面接を行う。このうち
ポスドクは60人で、独立行政法人の産業技術総合研究所と、家電や情報通信、食品などの企業
との共同研究に研究職として参加してもらう。
また、理工系の学部・修士卒も130人を募集し、先端分野で利用する高度な実験装置や
試験設備を操作する研究支援職での雇用につなげる。研究関連の事務職でも10人を採用する。
就業体験中は、給与として研究職の場合で年間約450万円を支給する。研究支援職なら400万円、
研究事務食は380万円だ。
博士号取得者は増えたものの、大学や公的研究機関の定員は十分増えていない。このため
博士号取得者の約4割が定職に就けず、ポスドクの数は06年度で約1万6000人に達している。
▽News Source YOMIURI ONLINE(2009年1月18日03時14分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
▽経済産業省
URLリンク(www.meti.go.jp)
▽関連
【雇用/韓国】博士号をもつ科学者、清掃作業員の採用試験に不合格[09/01/14]
スレリンク(bizplus板)