09/01/16 00:38:30
三洋電機は15日、グループの半導体部門で、今年3月までに最大1200人を削減する方針
を明らかにした。希望退職などを募る。同部門は不採算事業として国内外で再編を進めて
きたが、世界的な景気減速で追加リストラに迫られた。佐野精一郎社長と担当役員らが
責任を取り、1~3月の報酬を10%カットする。
対象となるのは、100%子会社の三洋半導体(群馬県大泉町)など。国内では、正社員500
人と派遣社員など非正規社員を300人、海外では正社員100人と非正規社員300人を
減らす。正社員で希望に応じる場合、一定金額を上乗せして退職金を支払う。
三洋の半導体部門には正社員で国内に約6千人、海外には約4千人いる。半導体事業は
連結売上高全体の8%程度を占める。08年3月期は28億円の営業赤字で、今期も上半期
(4~9月)だけで58億円の赤字。通期では200億円程度の赤字となる見通しだ。
すでに韓国の生産拠点の閉鎖を決めるなどしているが、さらなる固定費カットなどに踏み
込む。
同日、09年3月期の連結業績予想の下方修正も正式発表した。半導体のほか電池事業で
の減速もあり、営業利益は当初予想の500億円から4割減の300億円に、純利益も350億
円の予想からゼロに減額した。
asahi.com(朝日新聞社)
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