09/01/11 10:30:15
カジュアル衣料専門店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング(FR)は年内に、
幹部候補約200人を育成する専門教育機関を社内に設ける。
5年程度かけて経営リーダーを養成し、卒業者には本社やグループ会社の重要ポストを用意する。
欧米で「企業大学」と呼ばれる社内教育機関を日本企業が常設するのは珍しい。
投資額は5年間で数十億円に上る見通しだ。
通称「FR大学」の受講生は原則25~35歳が対象。
社内から約100人、社外からも約100人を受け入れる。
受講生は通常の仕事を行いながら教育を受ける。
講師には柳井正会長兼社長(59)のほか、世界の経営者や経営コンサルタント、大学教授などを招き、実践型の経営者教育を行う。
将来は、FR以外の経営者を育成するビジネススクールに発展させることも検討する。
「企業大学」は、1956年に米ゼネラル・エレクトリック(GE)が設立したのが最初とされる。
外部機関と違い、企業内の機密事項を討議できる利点がある。
日本では年功序列のもとで管理職の経験を積みながら幹部に昇格するのが一般的だが、
FRは企業大学を通じて集中的に幹部社員を増やし、柳井社長の後継者を含めた有能な人材確保を目指す。
ソース:YOMIURI ONLINE
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