09/01/08 17:10:19
独立行政法人・情報通信研究機構(本部・東京都、宮原秀夫理事長、NICT)が、
偏光眼鏡などを使わず裸眼で立体映像を見ることができる超高精細ディスプレーの試作機
(70型)の開発に成功したことが8日、明らかになった。
2012年秋をめどに200型に大画面化し、JR大阪駅北側の梅田北ヤード再開発で、
先端技術の集積拠点となる「ナレッジ・キャピタル」に設置する計画だ。
将来はデジタル広告などに威力を発揮する可能性がある。
70型の試作機は、大画面でありながらハイビジョン並みの映像を実現できる1億画素の高画質で、
製作費は1億円近い。12年秋以降を予定しているナレッジ・キャピタルの街開きまでに約3倍に
大型化する。
人間は左右の目が別の角度から見ることで生じる「視差」により、物を立体的に見ることが
できる。遊園地の3Dシアターは、2台のカメラで撮影した映像を合成し、偏光眼鏡を
かけることで視差を作り出す。
開発中のシステムは、画面の裏側に超高画質の小型映写機を50台以上並べ、それぞれが
様々な角度から見た被写体の映像を同時に映し出す。画面には光が拡散しない特殊な素材を
使う。自動車の映像なら、正面からは車の正面が、斜めからだと側面のドアが見えて、実際に
その場に車があるかのように見える仕組みだ。
将来は産業用機械のデザインなどにも活用できるとみられる。小型化や低価格化を実現すれば、
ホームシアターにも転用できる。
NICTの榎並和雅・けいはんな研究所長は「ナレッジ・キャピタルで展示すれば、立体映像を
使った新たなビジネスチャンスが広がるのでは」と期待する。
ソースは
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
“裸眼でモノが立体に見える仕組み”という図は
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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