09/01/07 11:25:27
ソースは
URLリンク(www.mbs.jp)
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シリーズ『憤懣本舗』。
2009年第1弾は官僚の天下り利権、徹底追及です。
去年、食の信頼を大きく揺るがした汚染米事件の背景を取材するうちに、VOICEは
農水省の「天下りリスト」を独占入手しました。
そこから、輸入米に群がる農水官僚たちの「利権」の構図が見えてきました。
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鹿児島市内から車を走らせること30分。
人口5万人あまりの小さな町、日置市は今や全国ブランドとなった焼酎の酒蔵が
あることで知られています。
西酒造。
近年の芋焼酎ブームの火付け役とされる「宝山」を製造する酒蔵です。
全国的にはほぼ無名だった蔵元が焼酎ファンなら誰しもが知るブランドに成長した
原動力は、原料のサツマイモにあります。
<西酒造・有馬健晃工場長>
「15年前から取り組んでいる、地元で契約農家さんに作ってもらってる『黄金千貫』です」
(Q.誰がどこの畑で作ったかわかる?)
「わかりますよ。きょうはどこの誰が持ってきたか、全部わかります」
地元の農家から直接仕入れた芋だけを使うこだわり。
ところが去年、この蔵元も大変な事件に巻き込まれました。
<三笠フーズ・冬木三男社長~去年9月>
「私が指示したことには間違いございません」
汚染米事件。
基準値を大幅に超える農薬などが残留した米が農水省から大阪の三笠フーズに払い下げられ、
食用として不正に転売されていたとされる事件です。
西酒造でも、麹に使われた米の一部が三笠から流通したものであることがわかり、
焼酎30万本の自主回収と廃棄を余儀なくされました。
しかし、実際に麹に使われた米を農水省が調べた結果は、残留農薬は基準値以下の
「シロ」。
自前の研究施設まで作り、品質管理には厳しく取り組んできただけに、
いわば、濡れ衣を着せられた今回の騒動に、社長も憤りを隠せません。
<西酒造・西陽一郎社長>
「今回は造りの姿勢を疑われたことが非常に残念で、マスコミの方もフォローはして
くれなかった。『お米が大丈夫だったよ』とかは。飲み手の方にそういった意味で
疑われたことが非常にいやだったですよね」
老舗の蔵元の信頼までをも傷つけた汚染米事件。
その背景を探ると、農水官僚たちとある業界との密接な関係が浮かび上がってきました。
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-続きます-