08/12/29 02:54:08
2008年の九州経済は暗転の1年だった。自動車など製造業の大幅減産、建設・不動産会社をはじめとした破綻の急増、
原油や原材料の価格乱高下―。金融危機に端を発した景気後退が、設備投資の急減、雇用不安や消費不振といった
様々なひずみとなって吹き出した。
5月にゲームセンター運営のアリサカ、7月に信販業のオークス(那覇市)、12月には船舶設備の辻産業(長崎県佐世保市)など、
負債額100億円超の大規模倒産が今年は8件に達した。
特に世界的な金融不安の直撃を受けたのが建設・不動産業界だ。今年に入り九州から海外の投資マネーが一斉に後退。
物件を開発したものの転売先がなくなり、黒字を出しながら資金繰りに行き詰まるデベロッパーが相次いだ。
8月には丸美(福岡市)と志多組(宮崎市)が、11月にはディックスクロキが破綻。福岡市の中心部でも空き地のままの
ビル建設予定地が目立ち、地価の下落傾向も強まった。
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