08/12/21 09:21:34 9bLWgwx8
>>898
★『国民全員が既得権益者』になり、《損失の再配分機能》に対する抵抗勢力になった
《規制緩和の“遅れ”の犠牲者》…「規制緩和が不徹底である」ことが、市場原理が機能しない理由
■国民全員が既得権益者になった
バブルはおかしく、高度成長は新興国から先進国になる一過性の奇跡だったのだから、『それによって得られたモノもおかしい』と、なぜ考えられないのか。
国民は、バブルの税収を基にした社会システムによる、既得権益を手放さなければいけない。
そして、適性な税収、つまりバブル時の半分の税収に基づく、社会システムにしなければいけない。
そりゃあ医療も社会保障システムが問題になるのは当たり前。だって、バブル期の税収が前提だったんだから。
■《損失の再配分機能》
「政治はながらく冨の再配分機能だとされてきたが、財政が極度に悪化し、少子高齢化によって国勢が衰えていく日本において、今後求められるのは“損失の再配分機能”」である。
損失の再配分とは、国民に冨ではなく痛みを分かち合ってもらうことである。
■『規制緩和の不徹底(中途半端な規制緩和)』が問題を生じてさせている
「規制改革によって成長を促進する」という認識を持たないと話は進まない。
規制改革を進めて民間有効需要を創造していくことが消費者の利益であり、勤労者の利益である。
そうなっていないということは、中途半端な規制が残っているということ。それがタクシー規制の教訓である。
規制は正規労働者の統治構造そのものであり、規制こそが既得権益である。
規制が要らなくなれば、非正規に比べ労働生産性の低い正規は不用となる。だから、正規は自らの生存権をかけて規制改革に抵抗する、そんなことはあってはならない。
■タクシー規制の教訓…「規制緩和の“遅れ”の犠牲者」
台数は自由化にしたが、業界の反対が強く、運賃や営業方法の規制を自由化せず、歩合制を残した。
その結果、市場原理が機能せず、供給過剰・過当競争・運転手の収入減となった。
『業界規制の緩和が不徹底だったことが全て』なのである。
◆タクシー再規制―緩和の本旨に立ち戻れ[朝日新聞 2008/07/04] URLリンク(www.asahi.com)