08/12/17 01:43:23
米金融大手ゴールドマン・サックスが１６日発表した２００８年９－１１月期決算は２１億２１００万ドル
（約１９００億円）の純損失となった。赤字は１９９９年の上場以来初めて。前年同期は３２億１５００万ドルの
黒字だった。
リーマン・ブラザーズなどライバルの証券会社は姿を消し、数少ない「勝ち組」とされたゴールドマンも
証券会社から銀行持ち株会社に転換。事業の柱で、高収益を誇った投資銀行部門の経営モデルが揺らいだ。
保有する金融商品や企業の合併・買収（Ｍ＆Ａ）に絡む債権の価値が下落し、評価損２０億ドルを計上。
不動産や企業向けの投資でも３６億ドルの損失を出した。投資銀行部門は市場の冷え込みを反映して
落ち込み、Ｍ＆Ａの助言や証券の引き受けなどが大幅減収となった。
０７年夏にサブプライム住宅ローン問題による市場の混乱が本格化した際、同社は関連資産を値下がり前
に売却する“逆張り”が成功。しかし、金融危機拡大の影響で経営環境が悪化し、０８年６－８月期まで
３・四半期連続の減益となっていた。
ロイド・ブランクファイン最高経営責任者（ＣＥＯ）は声明で「あらゆる種類の資産価値が下落するといった、
極端に困難な市場環境が反映された」と述べた。
０８年１１月期の純利益は年間で前年比８０％減の２３億２２００万ドルと大幅減益となった。
▽ソース：東京新聞 （2008/12/17 00：03）
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)