【IT】コラム:児童ポルノ「ブロッキング」の悩ましいリスク-楠正憲 [12/16]at BIZPLUS
【IT】コラム:児童ポルノ「ブロッキング」の悩ましいリスク-楠正憲 [12/16] - 暇つぶし2ch1:依頼554@ロボ-7c7c(初代biz+ 支局長)φφφφ ★
08/12/16 12:21:23
今月6日、英国からWikipediaの更新が難しくなった(現在は回復)。ことの発端は1976年発売の
スコーピオンズのアルバム「Virgin Killer」のジャケット画像が児童ポルノとみなされ、インターネット・
サービス・プロバイダー(ISP)がwebサイトへの接続を制限(ブロッキング)したことだった。

■広がるブロッキング
Virgin Killerのジャケット画像は、児童ポルノとの通報を受けた非営利団体Internet Watch Foundation
(IWF) が、英Protection of Children Act 1978で禁止された児童ポルノに当たる可能性があるとして、
運営する児童性的虐待URLサービスに登録した。ISPはこの登録を受けてブロッキングの対象に追加した。

英国ISPの実施しているブロッキングは、対象となるWebサイトへのアクセスを透過プロキシサーバーに
転送し、URL単位で接続を制御する。Wikipediaへのアクセスが全てプロキシサーバー経由となったため、
サーバーを共有するISPの別の利用者がWikipediaに書き込みをしようとした際に接続が制限されたのだ。

英国では2004年からBTを皮切りに、ISPによる児童ポルノの閲覧を遮断するブロッキングが始まった。
法律で義務化されてはいないが、Virgin Media、Be/O2/Telefonica、EasyNet/UK Online、 PlusNet、
Demon、Opalなど加入者数ベースで約95%のISPがブロッキングを実施している。それでも不徹底だから
ISPに対してブロッキングを義務化すべきとの議論もある。

イタリアやフィンランド、オーストラリアなどではブロッキングが義務化され、他の欧州諸国でも
Safer Internet Programmeなどを通じて民間の自主的取り組みが進んでいる。また、中近東や中国・
韓国を含む多くのアジア諸国では、政府に対する批判を制限するなどの目的でブロッキングが幅広く
実施されている。

英国ではこれまで悪質な小規模サイトを中心にブロッキングが行われていたが、初めてWikipediaのような
大規模サイトが対象となったことで、ブロッキングが行われていることが広く知られるところとなった。
BBC(英国放送協会)でも大きく報道され、運営主体のWikipedia Foundationはこの措置に対して
「中古レコードとしてVirgin Killerを扱っているAmazonなどの商用サイトはブロッキングされておらず、
非営利のWikipediaが狙い打ちされたのではないか」と強く反発した。

これを受けて、児童性的虐待URLサービスに登録したIWFは現地時間の9日、画像の文脈や、レコードが
すでに幅広く流通していることに鑑みて、登録からWikipediaを外すことを決議し、ISPによるブロッキングは
解除された。

ブロッキングの対象となったジャケット画像は、公序良俗に反するという理由で多くの店頭からは撤去され、
新品CDのジャケットは差し替えられたが、中古のCDは一般に流通している。各国で法律上の児童ポルノの
定義が異なるため、Wikipediaのサーバーが置かれている米国では合法だったジャケット画像が、英国では
違法の可能性があると判断されたのがブロッキングの対象となった原因だ。

この問題を長く追っているブロガーの崎山伸夫氏によると、日本の児童ポルノ禁止法に照らした場合、
当該画像は違法となる可能性があるという。

■日本でも議論始まる
実は日本でもブロッキングについて関連省庁で議論が進んでいる。>>2に続く

URLリンク(it.nikkei.co.jp)



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