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住宅建設道内大手でジャスダック上場の「松本建工」(札幌市東区、松本節也社長)は15日、
札幌地裁に民事再生法の適用を申請、開始決定を受けた。負債総額は約135億円で、東京商工
リサーチによると道内の建設業では過去最大規模。東証1部上場の建築建材メーカー「ニチハ」
(名古屋市)との間で、未完成を含む事業とグループ全体の従業員357人の引き継ぎを受ける方向で
交渉を進めている。
松本建工は74年3月設立、85年から高気密・高断熱材「FPウレタン断熱パネル」の販売を手掛けた。
住宅事業「松建ホーム」の名称などで注文住宅「FPの家」を全国で販売。ピーク時の97年3月期は売上高
約183億円を計上した。しかし、需要不振から売り上げが伸び悩み、07年10月の改正建築基準法の
施行で断熱パネル販売も落ち込んだ。
さらに03年から札幌市北区あいの里地区で進めている土地区画整備事業での住宅販売不振も重なり、
08年3月期で約10億円の赤字を計上。9月にサハリンへの資材輸出事業での巻き返しを図ったが、保有
不動産の評価損が膨らんだことなども重なり、資金繰りに行き詰まった。
記者会見した松本社長は「債権者や取引先、顧客にご迷惑をおかけして申し訳ない。不動産価格が
下落して、当初の想定価格では売れず見通しの甘さがあった」と話した。
道内の上場企業の破たんは、06年10月の「ユニコ・コーポレーション」(ジャスダック上場)以来。
▽ソース:毎日.jp (2008/12/15 20:22)
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▽松本建工 ニュースリリース
弊社の民事再生手続開始につきまして
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