08/12/11 23:00:39
武庫川女子大(西宮市)は十日、東京都千代田区の帝国ホテルタワーに「東京センター」を開設した。
関西の女子大で東京に事務所を開設するのは初めてという。
首都圏での就職活動を支援するとともに、知名度を上げて学生確保にもつなげるのが狙い。
企業の東京一極集中で学生が面接や説明会などで上京する機会が増えたといい、
同大の大河原量(りょう)理事長は
「夜行バスで行き、着替えにも苦労する話をよく聞く。企業の人事担当者に本学を知ってもらう拠点にもしたい」
と説明する。
また、短大と合わせ約一万人という学生数は全国の女子大で最多だが、関東出身者は1%未満。
少子化の中、関東圏からの受験者増加も図りたいという。
東京センターはタワー九階の約百三十平方メートルで、更衣室やパソコンコーナーも設けた。
同女子大の甲子園会館(旧甲子園ホテル)を設計したのが、帝国ホテル旧本館などを手掛けた
「近代建築の巨匠」フランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新(あらた)(一八八九-一九五一年)だった縁で
同タワー内に開設した。
関西文化の発信拠点としても活用し、来年一-三月には都内でライトにちなんだ講演会を予定している。
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