08/12/11 10:41:18
[北京 10日 ロイター] 中国税関当局が10日発表した11月の貿易統計によると、
輸出は金額ベースで前年同月比2.2%減少した。単月の減少幅として1999年4月以来最大
となる。世界金融危機のあおりを受け、欧米への輸出が打撃を受けたためだ。
中国の輸出業者は過去1年以上にわたり、金利の上昇や原材料価格の高騰に加え、競争激化に
苦しんできた。そうしたなかでの世界経済の悪化は最後の一撃になり得ると業者から悲鳴の声が
上がっている。
カシミアなどの繊維類を中国から欧州やアジア諸国に輸出する英国のアドバンテッジ・
ファイバーズ・インターナショナルのバイヤー、ジェイミー・オニール氏は「中国では既に9月には
毎日のように業者が店をたたんでいた。今はもうほとんど残っていない状態だ」と語る。「これは、
これから始まる低迷のほんの序章に過ぎない。本格的な影響は来年初めに出始めるだろう」と
懸念する。
また、プラスチック製のクリスマスツリーを製造するエミッション・トレーディングの販売部長の
リー・ハイヤン氏は「来年にならないと本格的な影響は実感できないだろう。そうなると
消費者マインドはかなり冷え込むだろう」と心配顔だ。
多くの中国の輸出業者は低価格商品を取り扱うため、販売量を増やさなければ利益率を
上げられない。しかし、支払いの遅延でキャッシュフローが危機的な水準まで落ち込む可能性が
あるため、小口の取引に限定せざるを得ない業者も出ている。
洋服のハンガーを製造する会社を営むジョニー・チャン氏は「米国では資金の借り入れが困難に
なっているため、米国の取引相手は売買契約の条件を保証できない。そのため取引は自ずと
小口になる」と困難な状況を説明した。
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URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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