08/12/11 10:19:20
ドイツの6大経済研究所の1つ、ライン・ウェストファーレン経済研究所(RWI)は10日、
ドイツ経済が2009年にマイナス2%成長になるとの見通しを示し、9月に示したプラス0.7%
成長予想を下方修正した。第二次世界大戦後で最悪のマイナス成長と見込んでおり、
ドイツ政府に対して減税実施を呼び掛けた。
RWIは電子メールで配布した発表資料で、ドイツの雇用と税収入が減少すると予想。
「金融市場危機が従来想定されていたよりもかなり大きな影響を世界経済に与えている」と
指摘し、所得税率引き下げにより「来年の景気悪化を抑制し、景気拡大ペースを加速させる
のは政府の権限範囲だ」と訴えた。
RWIは個人支出については、09年の独インフレ率が平均で0.9%まで低下することが寄与し、
少なくとも来年半ばまで引き続き「安定」するとみている。RWIの試算によれば、所得税率
引き下げで国内総生産(GDP)の1%に相当する 250億ユーロ(約3兆円)が納税者に還元され、
これによりGDP成長率を0.7ポイント引き上げる効果がある。
08年7-9月(第3四半期)の独GDPは0.5%減だった。ドイツ経済研究所(DIW)が同日発表
した見通しでは、10-12月(第4四半期)の独成長率はマイナス0.3%と、従来のプラス0.2%から
下方修正された。鉱工業生産と建設業の落ち込みを引き下げ理由に挙げている。
▽ソース:Bloomberg (2008/12/10 20:29)
URLリンク(www.bloomberg.com)
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