08/12/11 09:30:23
東海旅客鉄道(JR東海)は光触媒技術を活用した事業を本格展開する。たばこの煙やにおいを
分解する装置を、協力会社を通じ病院向けなどに拡販するほか、窓ガラスに付着する汚れを自然に
除去できるシートの試作品を今年度中にも完成させる計画だ。新幹線など鉄道事業に活用している
光触媒の技術力を生かし、新事業の収益拡大につなげる。
JR東海は技術開発部がある小牧研究施設(愛知県小牧市)で光触媒を研究。光触媒をフィルター
に付着させ、たばこの煙やにおいを紫外線の力で分解する技術を開発した。昨年7月から新型新幹線
「N700系」の喫煙エリアでこの技術を使った脱臭装置を採用している。
新幹線以外向けには、介護機器販売などを手掛ける明電興産(東京・品川)が昨冬から生産・販売
している。これまで企業のオフィスの喫煙室、会議室向けに1台69万―119万円前後で約100台を販売。
健康意識の高まりなどから需要は大きいと判断し、年内をメドに病院や飲食店の天井などに設置できる
タイプを発売することにした。
▽ソース:NIKKEI NET (2008/12/10)
URLリンク(www.nikkei.co.jp)