08/12/10 13:45:14
[ワシントン 9日 ロイター] 世界銀行は9日、新興市場国および途上国の経済成長が
来年急激に減速し、5年間の世界的な商品(コモディティ)価格ブームは終わる、との見通しを
示した。
2009年世界経済見通しによると、世界経済の成長率は08年が2.5%で、09年は
0.9%に大きく減速する見通し。リセッション(景気後退)が世界的に長期化および
深刻化する可能性は排除できないとした。
世銀のチーフエコノミスト林毅夫氏は「これは大恐慌以来、最も深刻な景気後退だ
」と語った。
世銀は途上国の成長率が09年に潜在成長率を下回る4.5%に減速すると予想した。
07年は7.9%だった。
途上国の投資の伸びも09年は3.4%まで急減速すると予想。07年は13%を
超えていた。
世界の貿易量は2.1%減と1982年以来のマイナスを見込んでいる。
「先進国の景気後退や、輸出信用が枯渇し輸出保険が値上がりしていることを背景に、
途上国の輸出機会は急速に減少する」との見通しを示した。
世界的な景気後退で、商品価格とともにインフレ率が一段と低下するとし、09年の原油の
平均価格は1バレル=75ドルと予想した。
また、食品価格は約23%、金属価格は26%それぞれ下落するとの見通しを示した。
ただ、商品価格は、依然として1990年代の低水準を大きく上回るとしている。
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