08/12/10 12:54:21 BE:964669267-PLT(12021)
9日のニューヨーク債券市場で、米財務省証券(TB)3カ月物の利回りが一時マイナス圏に
落ち込んだ。同利回りがマイナスになるのは史上初とみられる。財務省が同日実施した
TB1カ月物の入札は、落札利回りが史上最低の0.00%となった。数ある金融商品のなかでも
特にリスクが低いとされる米短期国債に資金が集中するのは、米政府・当局による大規模な
対策が相次ぐなかでも、投資家にリスク回避姿勢が根強いことを示唆している。
TB3カ月物利回りは前日比横ばいの0.00―0.02%で取引を終えた。同利回りは取引時間中に
マイナス0.01―0.02%程度に落ち込む場面があったという。短期国債には全般に買い需要が強く、
8日実施のTB3カ月物の入札の落札利回りは0.005%と1929年の落札開始以来で最低となった。
TBは満期までの期間も短く、金利変動などの影響も受けにくい。この日の株価急落などを
受けてデフレ傾向が一段と強まりかねないといった懸念が強まり、
一部の投資家が資金をTBにシフトさせたもよう。
日経ネット
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