08/12/10 10:59:32
イングランド銀行の金融政策委員会 (MPC)メンバー、アンドルー・センタンス氏は
9日、英国のリセッション (景気後退)が1970年代中盤以降に起きた後退局面並みに
長期で深刻なものと なる恐れがあるとして、英中銀はデフレリスクを回避する必要が
あるとの考え を明らかにした。
センタンス氏はロンドンでの会議で、金融政策が直面する短期的な試練と して、
「世界景気の悪化や銀行危機が需要に与える悪影響の相殺に努めるとも に、
大規模な余剰能力の高まりで生じ得るデフレリスクを排除することだ」と 述べた。
同氏は「今回のリセッションはその期間と深刻さにおいて、1970年代半ば と80年代初頭、
ならびに90年代初頭の3回に起きた大規模なリセッションと 肩を並べる公算がある」との
見方を示し、「それぞれの局面では、1年以上に わたり少なくとも2.5%のマイナス成長と
なった」と語った。
英経済は7-9月(第3四半期)にマイナス0.5%となり、イングランド 銀は来年が
マイナス成長となると予想している。センタンス氏は、来年上期に 景気後退が
深刻化する可能性を示唆した。
センタンス氏はさらに、当局者は依然として金利変更を通じてリセッショ ンに取り組むことが
できると指摘。「銀行システム混乱のため金融政策の機能 が影響を受けるというのは事実だが、
一部で言われているように金融政策が効 果を失ったという意味ではない」と述べ、「むしろ、
MPCが実現させた短期 的で大幅な金融緩和の妥当性を裏付ける」と続けた。
ソースは
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