08/12/07 03:09:31
Cellの技術を応用した映像向けエンジン「SpursEngine」(スパーズエンジン)のイベント
「SpursEngine start-up!」が6日(土)、カフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロック
D2-[e2] URLリンク(www.watch.impress.co.jp) )で実施された。
主催は東芝で、トムソン・カノープスやLeadtek、ペガシス、Loiloなど、関連メーカー8社が
出展、セッションや展示デモなどを行った。
●メディアプレイヤー用「超解像」プラグイン同梱のSDKが近日公開
もっとも注目できるセッションと言えたのが、「SDKを無償公開する」という告知があった
東芝とLeadtekのセッション。
SDKそのものも注目できるが、一般ユーザーとして大きく注目できるのがSDKに同梱する
かたちで配布されるWindows Media Player用プラグインだ。
これについては実際に配布を行うLeadtekが解説しており、これを利用することで、いわゆる
「超解像再生」がWindows Media Playerで可能になるという。また、これについては「AVCHD
も検討中」というアナウンスも行われている。
●自作ソフトで高速エンコード/トランスコードが利用可能に
SDK本体に関しては東芝が解説した。
同社では公開のねらいを「高速なエンコード機能の提供」「さらに高速なトランスコード機能
の提供」「顔検出ミドルウェアによる画像認識へのお誘い」「SPEプログラミングへのお誘い」
と説明。SDKのライブラリを使うことで、SpursEngineによるエンコード/デコード/トランスコード
や、動画中の顔認識ができるこをアピール。また、SPEを自由に利用することも可能とした。
これらの処理内容については、現状、SpursEngineの一部しか利用していない場合もあると
解説、ソフト次第で速度の改善や機能強化ができることもアピールしている。
ちなみに、単なるエンコード処理の場合、ボトルネックになるのはSpursEngineではなく、PCI
Express x1インターフェイスのほうだという。
開発環境はx86側がVisual Studio(C++)、SPE側が統合開発環境のeclipse(GCC/G++)を
想定しているが、これらは別のコマンドラインツールでも利用可能。x86側のAPIについては
DLLなどにまとめられているという。ドキュメントは日本語/英語の双方が用意される。
※中略しました。
●公開はLeadtekが実施
なお、実際に無償公開される「SpursEngine SDK」を配布するのは東芝ではなく、Leadtek。
これは「対エンドユーザーの経験がある」(東芝)ためで、内容自体は東芝の公式キット
「SpursEngine Reference Kit」のソフトウェア部分をベースになるという。
動作環境についてLeadtekでは「SpursEngine搭載PC」「Windows Vista/XP」とだけ告知しており、
カノープス製SpursEngineカードや他のSpursEngine搭載PCでの動作については「保証していない」
と説明した。
配布開始は年内とのこと。
※以下を省略します。中略部分及び続きはソースをご覧ください。
■ソース
AKIBA PChotline( URLリンク(www.watch.impress.co.jp) )[2008年12月6日号]
URLリンク(www.watch.impress.co.jp)
■関連URL
Leadtek URLリンク(www.leadtek.co.jp)
SpursEngine Start-up!(東芝) URLリンク(www.semicon.toshiba.co.jp)