08/12/02 15:11:29
[1日 ロイター] オッペンハイマーの銀行アナリスト、メレディス・ホイットニー氏は、
米クレジットカード業界が今後1年半の間に信用供与枠を2兆ドル(約187兆円)超削減する
可能性がある、と述べた。リスクの回避と規制の変更が背景にある。
クレジットカードは、米消費者にとって給与に次ぐ第2の流動性の供給源となっている。
ホイットニー氏は「言い換えれば、クレジットカードの信用供与枠の形で得られる家計の
流動性のうち45%が失われるということだ」と述べた。
9月末時点で米国で流通しているクレジットカードの半数以上が銀行大手のバンク・オブ・
アメリカ(BOA)、シティグループ、JPモルガン・チェース発行のもので、各行はそれぞれ
カード融資の残高削減、もしくは伸び抑制を検討しているという。
クレジットカード業界は、数百万もの口座解約や信用供与枠の削減、金利の引き上げといった
方法で、予想される消費者のデフォルト増大に対処している。
ホイットニー氏によると、米融資機関の統合もまた、家計の流動性にリスクを及ぼしている。
同氏によると、今や米国では5つの金融機関が住宅ローンとクレジットカード市場を支配するに
至り、これらの機関が流動性の伸びを抑制するなか、家計における流動性の低下は不可避と
みられる。
ホイットニー氏は「家計の流動性が広範囲にわたり低下している証拠が見え始めた」とした上で、
「われわれはすでに住宅ローン市場が壁に突き当たるのを目の当たりにしている。今後数カ月間で
初めて縮小に転じるだろう」と述べた。
同氏によると、クレジットカード市場は住宅ローン市場に1年半遅行しており、2010年半ば
までに縮小し始める公算が大きい。
ソースは
URLリンク(jp.reuters.com)
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