08/11/30 07:10:55
大阪府で10月に経営破綻した大型遊園地「エキスポランド」(吹田市)の跡地に米映画大手
パラマウント・ピクチャーズのテーマパークを誘致する構想が浮上していることが
29日分かった。
約20haの土地は府と国が共同出資する日本万国博覧会記念機構が保有しており、
府幹部も構想を認めた。実現すればユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)と合わせ、
国内外から関西に観光客を呼び込む起爆剤となる可能性がある。
米パラマウントは「ローマの休日」「スター・トレック」「タイタニック」「ミッション・
インポッシブル」などの有力な映像コンテンツを持つ。アジアでは系列会社を通じて
韓国ソウル郊外にテーマパークを造る計画を2008年5月に発表した。
日本でも2002年に九州の企画会社と組んで福岡県に施設を造る構想を打ち出したが、
1000億円を超える資金調達が不調で白紙に戻った経緯がある。景気が後退局面に向かうなか、
今回の誘致も資金確保が最大の課題で、話し合いは長期化する可能性がある。
大阪府の橋下徹知事は府の財政再建を進める一方、大阪全体をテーマパークのように演出し、
観光都市として世界に売り出す構想を掲げている。パラマウントとの折衝にも前向きとみられる。
エキスポランドの跡地を巡っては地元のサッカーJリーグ、ガンバ大阪も新スタジアムの
建設構想を表明している。集客面でテーマパークとの相乗効果に期待する向きもある。
▽News Source NIKKEI NET 2008年11月29日
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
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