08/11/29 11:01:09
日本政府が今年9月、アイスランドからの鯨肉の輸入を承認、
1991年以来17年ぶりに鯨肉輸入を再開したことが29日、分かった。
関係当局は「一部は通関を終え国内に出回った」と話している。
アイスランドは06年、商業捕鯨を20年ぶりに再開。
同じく再開を模索する日本は、鯨肉貿易を通じて国内外の捕鯨や関連産業を支える狙いとみられる。
捕鯨や鯨肉貿易に反対する欧米諸国や環境保護団体などが対日批判を強めそうだ。
日本の経済産業省はアイスランドからの鯨肉の輸入を「9月に承認した」と確認した。
英BBC放送は6月に、アイスランドがナガスクジラの肉60トン、ノルウェーがミンククジラの肉5トンを
日本に出荷したと報じていた。
経産省、水産庁とも受け入れたクジラの種類や数量など詳細は「答えられない」としている。
ノルウェーの鯨肉については、今も輸入承認の申請はないという。
鯨肉の貿易は絶滅の危機にひんしている野生動物の国際取引を規制するワシントン条約に抵触するが、
一部のクジラ種の捕獲について条約の規制に留保を付けている日本、アイスランド両国間の取引は
違反ではないというのが日本の立場だ。
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