08/11/29 10:01:15 chsm5hJg
●●●借金まみれで崩壊寸前の日本●●●
日本の公的部門が抱えるGDPの2倍もの債務。
国際的に健全だといわれている基準は、GDPのおよそ60%。
これはヨーロッパの国がユーロに加盟する条件になっている基準だ。
日本の状況、GDPの2倍という数字がいかにひどいものかがわかる。
今の日本の状況では、ヨーロッパ圏内であればユーロにも入れて
もらえない、落ちこぼれだということだ。
日本のここ数年の債務の増え方がいかにひどいか一目瞭然だ。
日本の債務残高の対GDP比は、180%。世界最悪の水準である。
「政府債務」がいかに世界の中で最悪の水準に近いかを示す数字がある。
世界経済フォーラムが発表した「2005年世界競争力報告」で、日本は
「政府債務」の部門で117カ国、地域のうち、なんと114位と不名誉な順位
に上げられた。報告は「世界最悪の諸国に含まれ、財政的節度が欠如
しており、持続性がない。高齢化社会でますます財政は悪化し、やがては
破綻するであろう。」と指摘している。
「国債保有者が日本人だから大丈夫だ」という説についてはどうだろうか。
個人資産が1400兆円あるから1000兆円の負債があってもまだ大丈夫という
理屈はよく聞かれる。
しかし、このまま財政赤字が続けば、国内で政府の借金を賄いきれなく
なることは時間の問題であり明白なのだ。
その証拠に、政府の借金に対する安心材料として引き合いに出される、
国民個人の金融資産も正味で見てみると、実は頼りにならない
ということがわかったからだ。
ただ、この1400兆円という数字は日銀が発表しているものであり、中身を分析
すると実質的な資産はそれほど大きくないことがわかる。
資産合計は829兆円しかない。負債の257兆円を差し引くと、ネットは
何と572兆円である。個人純金融資産を572兆円とすれば、政府の借金
1000兆円には実に400兆円以上も不足する。
もはや個人資産では担保できないのは誰の目にも明らかである。
それに、個人資産はあくまで個人の所有のもので、公的債務の返済に
充てられるものではないのだ。
個人資産の所有処分の権限は、その個人にある。政府には、ない。
従って、「国債保有者が日本人だから大丈夫だ」という説は論破される。