08/11/27 10:29:46
北海道労働局は26日、道内の10月の有効求人倍率が0.45倍と前年同月に比べ0.1ポイント下がった
と発表した。
1998年11月に0.11ポイント下がって以来の大幅な悪化。新規求人数が12.5%減る一方で新規求職
申込件数が3.0%増加したことなどが背景。労働局は雇用情勢の判断を「弱い動きとなっている」
として6カ月ぶりに下方修正した。
有効求人倍率の悪化は16カ月連続。新規求人数を分野別にみると、派遣・請負求人が大幅に減った
サービス業が18.1%減だったほか、公共事業の減少などで経営環境が厳しい建設業は211人減った。
一方、卸売・小売業は全国展開する小売店などから400人超の求人があったことから9カ月ぶりに
1.0%増えた。ただ「個人消費低迷等の影響が大きいなど全体的には求人に慎重さがみられる」
(労働局)。
11月以降の見通しについて、労働局は米国発の金融不安などを念頭に「今の経済情勢で雇用環境が
良くなる要因は無い」と指摘。08年度の有効求人倍率は、冬場を迎え道内産業も一部で停滞
することから5年ぶりに0.5倍を割り込む公算が大きいという。
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URLリンク(www.nikkei.co.jp)