08/11/27 21:26:21 mXQBCLzR
こういう「あぶく銭」には、不況局面で消費を活性化させる力は無い。
消費者は、定期的な収入(月給、ボーナス)が恒常的にアップした場合には、上昇分を奢侈に回す選択もあり得る。
(絶対に浪費に回す、というわけではない。日本の消費者とアメリカの消費者ではビヘイヴィアが全く異なる。)
しかし、不況下で一時的、一回的、偶然的な収入を得た場合はどうするか?
消費者は不況で将来の収入減少(リストラ、失業)に怯えているため、将来に備えてその収入を換金し、貯蓄に回す。(FRBの某ヘリコプター野郎やその他のヘリ厨たちはそこが分かっていない。)
結果的に、不況とBIS規制で運用先を失った預金が銀行に無駄に溜まるだけで、景気に何のプラスにもならない。
そんなことは理論的にも予見、批判されていたことだし、日本の地域振興券で実証済みのことなんだが、日本も世界も全然懲りていない。なぜか??
「政府は何もしてないんじゃありません。不況克服のために仕事してますよ。」というアリバイ的な宣伝目的が一つ。
もう一つは、世界の政治、経済を牛耳るエリートさんたちには庶民の本能的な経済行動が、皮膚感覚としては全然理解できないことだろう。