08/11/17 17:08:40
“音楽CD不況”が続いている。カセットテープやMDと違い、CDの楽曲データをコピーするのは簡単。
「YouTube」や「ニコニコ動画」にはさまざまな楽曲が動画付きで公開されており、「iTunes」や「着うた」も
普及するなど、CDを購入せずに音楽を楽しむ手段が増えている。
「最近の高校生はCDを『マスター』と呼ぶ」―ブログ「小鳥ピヨピヨ」に投稿されたこんな記事が話題に
なった。CDは「コピー元のマスター」という扱いで、1人が手に入れたらクラス中で回し、PCに取り込むのが
当たり前らしい、という内容だ。
実際に今の中高生は、CDにどのように接しているのだろうか。中学3年生男子(15)と高校2年生男子(16)、
高校2年生女子(17)の3人と、大学1年生(20)に聞いてみた。
音楽を全く聴かない人から好きなアーティストのCDは必ず購入するという人まで、4人の音楽への接し方
はバラバラ。ただCDを「マスター」と呼ぶかについては、「呼ばない、聞いたことがない」と全員が答えた。
また、全員が「YouTube」や「ニコニコ動画」の楽曲付き動画をBGMにしているか、そうしている友だちがいる
と話していた。
◆好きなアーティストならCDを買う
「好きなアーティストのCDは新品で購入し、ちょっと好きな場合は中古で買う。見つからなければ借りることも
ある」―中3男子CDの買い方は、“CD派”の大人と変わらなかった。高2男子も「本当に欲しかったら買う」という。
メジャーな楽曲ならYouTubeなどを通じて聴くこともできるが、好きなアーティストのものならCDで欲しいという。
理由は「カップリングが聞きたかったり、グッズとして欲しいから」。着うたは音が悪い上「携帯はいつもマナー
モードだから」ダウンロードしないという。
高2男子は「データだけでいい場合は借りるが、本当に欲しかったら買う」そうだ。「音は実体のないものだから、
本好きな人が本を買うように、音が好きな人はCDを買う。わざわざ買うというのはアーティストへの尊敬の念」
という意識だ。
「いいものはCDで買うが、中途半端なアーティストは買われなくなる。消費者は頭がよくなったんだろう。
ネットで落として聞く人は、その音楽に愛情がないんじゃないか」(高2男子)
▽ソース:ITmedia (20081/11/17 14:36)
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
記事は>>2以降に続きます。