08/11/17 07:45:50
ことし1月から先月までの間に、日本企業が海外の企業を対象に買収したり出資したり
した金額は、世界的な株安や円高などを背景に規模の大きな案件が相次いだことで
6兆6000億円余りに達し、過去最高に上ったことがわかりました。
企業の合併や買収への助言が専門の会社「レコフ」によりますと、ことし1月から先月
までの間に、日本企業が海外の企業を対象に買収したり出資したりした金額は、
去年の同じ期間の3.6倍に当たる6兆6678億円で、統計を取り始めた昭和60年以降で
最も多くなりました。
特に、金融危機が深刻化した9月以降は、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が
アメリカの大手証券「モルガン・スタンレー」に9480億円を円を出資したほか、
伊藤忠商事や新日鉄などがブラジルの鉄鉱石の鉱山を3120億円でで買収するなど、
金額の大きい、いわゆる大型案件が相次ぎ、金額を押し上げました。
こうした背景には、金融危機に伴って世界的に株安と円高が進み、割安な価格で
海外の企業を買収できるようになっていることがあり、国内市場の大きな成長が
見込めない日本の企業が、この機会に積極的に海外企業の買収に乗り出している戦略の
表れとみられます。
▽News Source NHK ONLINE 2008年11月17日 4時24分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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