08/11/11 14:36:53
ソースは朝日新聞社
URLリンク(www.asahi.com)
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トヨタ自動車の減益や円高に株価の低迷―厳しい経済情勢が名古屋の景気のバロメーター
とも言われる繁華街「錦三」(名古屋市中区錦3丁目)を直撃している。忘年会シーズンを前に
例年に比べて予約が低調の店もある。
書き入れ時を迎える街からは「景気の低迷はどこまで進むのか」との嘆き節が聞かれる。
7日午後、同市中区錦3丁目の路上で、クラブのママさんたち約20人が和服姿で警察、消防と
合同で救助訓練を行った。毎年恒例の行事だが、今年、集ったママさんたちは「売り上げが
伸びない」と口をそろえる。
「私たちの業界は、株価やトヨタの業績と連動しています。トヨタが最高益を更新した
2~3月ごろがもっとも良かった」と話すのは、錦三の高級クラブのママ(44)。クラブに
とっては忘年会が相次ぐ年末にかけて、2次会に繰り出す客が増える時が稼ぎ時だが、期待は
薄い。
企業の幹部らが利用する客単価2万円以上の高級クラブの支払いは、ほとんどが「会社あての
請求書払い」という。不景気になると、企業が真っ先に削るのは「交際費」。
他の形態の飲食店に比べて売り上げへの影響はより深刻だ。このママの店も、2~3月と比べて
5割減った。
別のラウンジのママ(46)も「年内が正念場」と話す。ママ仲間から、年明けに店を閉める、
といううわさも耳にする。「愛知の社長さんたちは、『トヨタに右倣え』なんです。
トヨタさんが減益だと、社長さんたちも遠慮する」。売り上げの維持を図ろうと、今月から
常連客らに手書きのはがきを送り、「営業」に努めている。
-続きます-