【経営】資金繰り不安払拭に必死のソフトバンク-「M&A凍結」の真の狙い[08/11/10]at BIZPLUS
【経営】資金繰り不安払拭に必死のソフトバンク-「M&A凍結」の真の狙い[08/11/10] - 暇つぶし2ch1:窓際店長見習φφφ ★
08/11/10 17:27:43
 「無借金になるまでの間は、数千億円単位の大きな投資をするつもりは全くない」。ソフトバンクが10月29日に開いた
第2四半期決算の説明会。孫正義社長の発言に思わず耳を疑った。

 買収をテコに拡大し続けてきた同社にとって、まさかの「M&A(合併・買収)凍結宣言」。だが、「これを公言するのは、
僕の人生プランの中でかなりのコミットメントです」と言うだけに、口を滑らせたわけではなさそうだ。

 そもそも異例ずくめの決算発表だった。当初予定の11月5日から日程を急遽1週間早め、高速インターネット事業の
開始以降、頑なに拒んできた業績予想も営業利益とキャッシュフローを来期分まで開示した。説明会では32分間のうち
事業内容に充てたのはわずか3分。残りはすべて財務に充てた。CDO(合成債務担保証券)の損失リスクに関する情報
も先回りして公表した。すべては資金繰りに対する不安を払拭するためだ。

 米国発の金融市場の混乱は2兆円超の有利子負債を抱えるソフトバンクを直撃した。5年のCDS(クレジット・デフォルト・
スワップ)は900ベーシスポイントを突破。これは市場で期間5年の社債を発行しようとすれば、金利上乗せ幅は9%に
なることを意味し、「まるで破綻するかのような勘違いのスプレッド」(孫社長)だ。

■強気の支払い交渉で「誤解」
 「ソフトバンクが資金回収に必死になっている」。端末メーカーや販売代理店からはこんな声が絶えない。この噂は
事実でもあり、誤解でもある。「フリーキャッシュフローの最大化は当然の財務戦略。携帯電話事業の買収後、最初
に手をつけたのが支払期日の延長だった」。ソフトバンクの後藤芳光財務部長はこう言い切る。

 手元資金に余裕のあるNTTドコモやKDDIの支払いは「異業種参入した我々からすると信じられないほど短い」(後藤氏)。
端末が売れなくなった日本市場で、ソフトバンクが強気に条件変更を申し出れば、メーカーから恨み節が出るのも無理はない。

 もっとも、ソフトバンクにとっては危険な賭けでもある。やり方を一歩間違えれば、信用不安が高まりかねないからだ。
そこまでして資金回収を急ぐ本当の理由はいったい何なのか。

 それは、携帯電話事業のキャッシュ生成力の高さにある。今後、基地局などへの設備投資が減少すれば、携帯電話
事業は優秀な「キャッシュマシン」へと変身する。しかし、携帯電話事業の買収資金として調達したWBS(事業証券化)に
は、このキャッシュを携帯電話事業以外に使うことはできない契約があるのだ。

 つまりソフトバンクが携帯電話事業に眠るキャッシュを持ち出すには、WBSの借入金を全額返済するか、返済の途中
でソフトバンク名義の借入金に置き換えなければならない。従って、今はあえてM&Aを封印し、借入金を粛々と返済
することが次に勝負するための軍資金を手に入れる最短距離と言える。

 「40代でひと勝負して50代で事業を完成させ、軍資金を返済する。無借金にして60代で次の経営陣にバトンを渡す」

 説明会で自身が19歳の時に立てたという人生プランを披露した孫社長はまだ51歳。これからただ借金を返し、引退する
ことはないだろう。既にM&A凍結解除後の構想を練っているのかもしれない。

URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)

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