08/11/10 07:40:51
宮城スタジアムで9日行われたベガルタ仙台―広島戦では、渋滞に巻き込まれて
試合開始に間に合わない観客が続出、スタジアム周辺の交通事情の悪さがあらためて
浮き彫りになった。
渋滞は開場1時間前の午前10時ごろから発生。時間とともに混雑に拍車が掛かり、
最寄のJR利府駅からのシャトルバスの所要時間は通常15分が、ピーク時には30分以上を
要したという。仙台市太白区の会社員男性(56)は「宮スタの試合は初めてだが、
アクセスは最低。満員のバスで立ちっぱなしはきつい」とぐったり。
約2000台分を確保したスタジアム駐車場は正午ごろには満車。急きょ近隣の
県サッカー場や利府中央公園野球場などの駐車場を開放して対応したが、マイカー客
からは不満の声が続出した。
仙台市青葉区の会社員木村真也さん(36)は「正午に着くように家を出たが渋滞で30分遅れ、
臨時の駐車場からスタジアムまで歩いて30分。こんな会場の試合は2度と来ない」と
怒り心頭だ。試合後も駐車場は大混雑。スタジアムを出るだけで30分以上も要した人も
多かった。
本拠地ユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)の改修工事が行われる来年は、
10試合程度の開催が予定されており、混雑解消は大きな課題。クラブの安孫子博専務は
「今回は至らないところがあった。いろいろな意見を集約し、次の開催に生かしたい」と
話した。
◎快適な観戦大事 サッカー協会田嶋専務理事
日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事が9日の宮城スタジアムのベガルタ仙台―広島戦を
視察、2005年以来途絶えている同スタジアムでの日本代表戦開催について「東北の
サポーターの期待もあるので、前向きに考えたい」と話した。
田嶋専務理事は、代表戦の誘致を目指す宮城など東北各県のサッカー協会の要請で来場。
アクセスが課題の同スタジアムの実情を確かめるため、JR仙台駅から在来線とバスを
乗り継ぎ1時間以上かけて来たという。「移動でサポーターがストレスを感じないように
しないとならない。(代表戦は)サポーターが快適に観戦できることが大事だ」と言い、
公共交通機関との協力体制の強化を課題に挙げた。
▽News Source Kolnet 河北新報社 2008年11月10日月曜日
URLリンク(www.kahoku.co.jp)
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試合終了後、駐車場出口付近に列をつくる来場者の車=午後4時15分ごろ、宮城スタジアム
▽宮城スタジアム
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