08/11/05 14:27:14
米連邦通信委員会(FCC)は4日、未使用テレビ放送周波数帯、
いわゆる「ホワイトスペース」の開放を決定したと発表した。
FCCは過去6年にわたってこの問題について検討してきたが、GoogleやMicrosoft、
Motorolaをはじめとする多数の企業や団体が開放を求め、積極的にFCCに働きかけていた。
一方で放送業界やエンターテインメント業界などは、ワイヤレスマイクや使用している
テレビ周波数帯との干渉が起こると主張し、開放に反対していた。
今回、FCCが満場一致で開放を決定したことにより、この周波数帯を利用したワイヤレス
ブロードバンド接続機器の登場が期待される。こうした機器は隣接するテレビ周波数帯や
ワイヤレスマイクとの干渉を防ぐため、位置情報を把握し、データベースと照合した上で、
使用する周波数帯を決定する仕組みがなければならない。今後、新機器が開発され次第、
FCCの実験室によって認定され、市場に出回ることになる。
ホワイトスペースの解放決定について、Google共同創業者のLarry Page氏は公式ブログの中で、
この新周波数帯が既存のWi-Fiよりも電波の到達距離が長いため、少ない基地局で、かつ
低コストで広い範囲をカバーするブロードバンドサービスを展開できる可能性があると
している。また、無免許で利用できるため、Wi-Fiと同じように市場を席巻する可能性に
ついても指摘している。
ソースは
URLリンク(internet.watch.impress.co.jp)
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