08/10/31 23:32:32
日産自動車は31日、平成21年3月期連結業績見通しを下方修正すると発表した。
売上高は前期比11・3%減の9兆6000億円(当初予想10兆3500億円)、
最終利益は66・8%減の1600億円(同3400億円)と大幅に落ち込む。
円高や原材料高で当初から9年ぶりの減収減益を見込んでいたが、金融危機による
世界的な販売不振や想定を上回る急激な円高が追い打ちをかけた。
また、今期中に日本や米国などの減産規模が20万台に上る見通しも明らかにした。
特に北米を中心とする大型車の極度の不振の影響が大きく、今期の世界販売台数を
当初計画の390万台から377万台に下方修正した。
台数減や車種構成の変化が、当初予想比で2240億円も営業利益を押し下げる要因となる。
20万台の減産は日米やメキシコ、スペインの工場で実施。
これに伴い、米やスペインで12月末までに2500人の正社員を削減し、国内4工場でも
計1000人の派遣社員を削減する。
また、従来42円としていた年間配当を「未定」に変更。
「現実を直視した」(志賀俊之最高執行責任者)といい、大幅減配となる公算が大きい。
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