08/10/27 10:47:06
世界の投機マネーがなだれこみ、七月に過去最高値をつけた米国・ニューヨーク原油先物相場は
現在、半値以下になっている。ところが、兵庫県内のガソリン平均小売価格はピークの八月から
二カ月間で、約一割しか下がっていない。石油会社は「原油上昇分をこれまで転嫁し切れ
なかった」として卸価格引き下げを小幅にとどめる。給油所経営者も「原油同様の値下げは
無理」と厳しい表情を見せる。消費者への還元は難しい?
ガソリンなど世界の石油製品価格を左右する同先物相場。今年に入り一バレル=八〇ドル台から
一四〇ドル台へ70%以上急騰し、七月に一バレル=一四七・二七ドルの最高値を記録。
その後、サブプライム住宅ローン問題で投資家が資金を引き揚げたため、十月二十三日の終値は
一バレル=六七・八四ドルと約54%下がった。
一方、県内のレギュラーガソリンの店頭平均価格(一リットル、石油情報センター調べ)は
昨年末から一五〇円台で推移。暫定税率引き下げで四月にいったん安くなったが、五月末に
一六一円となり、八月には年初から約二割高の一八五円となった。しかし、先物相場の下落にも
かかわらず十月二十日現在、一五八・九円と14%値下がりしたにすぎない。
石油元売り最大手の新日本石油は「顧客離れを防ぐため、これまで原油価格が上昇した時期も、
卸価格への転嫁は抑えていた」と釈明する。
原油を海外から船で運び、日本で加工して各地の給油所に届くまで約一カ月かかる点も、
原油相場と給油所の価格変動がずれる要因となる。
しかし、明石市内の主婦は「以前の一一〇円台くらいには下がってほしい。暮らしも楽になる」
と話し、期待は大きい。
消費者の視線を意識して、但馬で一リットル一三〇円台前半の看板を出す給油所も現れるなど、
価格競争が始まった。神戸市内の給油所経営者は「卸価格が高かった時期のガソリンも在庫に
含まれ、安売りすれば赤字がかさむ」としつつ「周囲の給油所が値下げすれば追随するしか
ない」と胸の内を明かした。
ソースは
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
原油・ガソリン価格の表は
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
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