08/10/24 01:01:28
国内の携帯電話市場の急激な縮小がとまらない。調査会社MM総研が23日発表した
4~9月期の端末の総出荷台数は1981万台で、前年同期比で21.2%減。通信事業者の
販売方法が変わって端末価格が上がり、買い替え需要が減っている。年間でも、00年度
以降で初めてとなる4千万台割れは確実な見込みだ。
半期の出荷台数が2千万台を割るのは、01年度下半期以来。シャープはシェア23.2%
でトップの座を守ったが、台数は前年同期比で30.3%も減った。シェア4位の富士通、
5位東芝もともに3割前後台数を減らした。
シャープは08年9月中間期で営業利益の見込みを400億円も下方修正。携帯電話事業
の不振が主因で、「販売方法変更と景況感悪化で消費マインドが冷え込んでいる」(浜野稔
重副社長)という。KDDI(au)向けが主力の東芝も「通期でも営業赤字は覚悟している」(幹部)。
一方、販売機種を拡大したNECは同20.9%増で5位から3位に順位を上げた。それでも
年間目標台数は当初の580万台から460万台に下方修正した。MM総研の横田英明アナ
リストは「消費者の買い替え期間は3年まで延びる見込みで、しばらく改善する見込みはない」
という。
画像:4~9月期の携帯電話メーカー別の国内出荷台数シェア
URLリンク(www.asahi.com)
ソース:朝日新聞 2008年10月23日20時39分
URLリンク(www.asahi.com)