08/10/22 07:10:50
政府は22日、欧州連合(EU)と世界銀行がブリュッセルで共催するグルジア支援国会合で、
総額約2億ドル(約200億円)の支援策を表明する。大半が円借款で、8月に起きたロシアとの
紛争で傷ついた地域経済を復興させるための道路網の整備を急ぐ。
グルジアへの円借款は10年ぶりで最大190億円の見通し。これまでの累計約53億円の4倍
近くにのぼる。ロシアとの紛争後に表明された援助額では、米国10億ドル、欧州委員会
5億ユーロ(約680億円)に次ぐ。
円借款の対象事業は、カスピ海沿岸のアゼルバイジャンと黒海を結ぶ物流の大動脈
「東西回廊」(全長370キロ)と呼ばれる道路整備計画の一部。紛争で打撃を受けた
南オセチア自治州への物資輸送にも不可欠な道路という。
麻生首相は外相を務めていた昨年3月、来日したグルジアのサアカシュビリ大統領と会談。
北東アジアからグルジアを含む中央アジア・コーカサスを経て東欧へ延びる「自由と繁栄の弧」
の経済繁栄と民主主義を促進する外交指針を説明し、大統領から支持を受けた。
グルジアは、伊藤忠商事などが権益を持つカスピ海の油田から欧州に原油を運ぶ
パイプラインの通過点で、日本政府は資源の安定供給の観点からも支援は重要と判断。
来年1月に首都トビリシに大使館を開き、両国関係の進展に弾みをつけたい考えだ。
(稲田信司)
▽News Source asahi.com 2008年10月22日3時3分
URLリンク(www.asahi.com)
▽グルジア
URLリンク(www.mofa.go.jp)
URLリンク(www.mofa.go.jp)
URLリンク(ja.wikipedia.org)