08/10/20 12:55:09
[1/2]
市民団体「反貧困ネットワーク」が19日、東京・明治公園で開いた集会に派遣労働者や
フリーター、生活保護受給者ら約2千人が参加した。国連の「貧困撲滅のための国際デー」
(17日)に合わせた世界同時アクションの一環として、「STAND UP」の文字とともに
立ち上がり、国内外の貧困問題の解消を訴えた。
人間らしい生活と労働の実現を--。東京都内で19日に開かれた「反貧困 世直しイッキ
大集会」(主催・反貧困ネットワーク)では、派遣労働者やシングルマザー、生活保護受給者
などの参加者たちが、次々と窮状を訴えた。集会の狙いは、貧困対策を次の総選挙の争点に
することだ。
反貧困ネットワークは1年前、市民団体や法律家、労働組合などが集まり設立。今年7月から
3カ月余りかけて「反貧困全国キャラバン」が全国を回り、各地で無料相談会などを開いて
きた。19日に東京の会場にゴールした。会場には約2千人が集まった。
広島県から集会に参加した契約社員の太田潤さん(34)は、中国のコールセンターで働いた
体験を話した。
「成長著しい中国で語学を身につけ成功しよう」。4年前、ネットでそんな魅力的な宣伝文句を
見つけた。専門学校を卒業後、就職はしたものの営業職になじめず退職し、派遣に。ボーナスも
昇給もない、細切れ雇用の生活に不安を感じ始めていた時だった。
コールセンターで働きながら語学を学べるという会社の仲介で、旅費などは自己負担し、
中国・大連へ。「どうせ非正規から脱出できないなら、中国に未来をかけてみよう」という
思いだった。
業務は、日本のメーカーが生産をやめたワープロの技術サポート、居酒屋チェーンの
アルバイトの受け付けなど。午前9時から午後6時まで、日本からの電話に応対した。
続きます。 ソースは
URLリンク(www.asahi.com)