08/10/09 15:59:08
ウィルコム、バッファロー、三洋電機の3社は、ウィルコムの回線を利用して外出先でインターネットに接続できる
無線LAN機器「どこでもWi-Fi」を共同開発、ウィルコムから2009年春に発売すると発表した。
どこでもWi-Fiは、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN機能と、ウィルコムの「W-SIM」に対応した無線LAN機器。
W-SIMを装着した状態であれば、無線LAN搭載のPCやモバイル機器からどこでもWi-Fiに接続し、ウィルコム
回線を通じて外出先などでもインターネット接続が可能になる。
インフラストストラクチャモードでの接続となるため、複数の無線LAN端末からどこでもWi-Fiを利用することもできる。
なお、有線LANポートを搭載していないため、インターネット回線はウィルコム経由のみとなり、従来の無線LAN
アクセスポイントのように有線LANを無線LAN化する機能は持たない。
バッファローの無線LAN設定システム「AOSS」にも対応し、ボタン操作のみで対応機器の無線LAN設定を行える。
セキュリティ面では64/128bitのWEP、WPA/WPA2(TKIP/AES)をサポートする。
また、PHSならではという低消費電力性を活かし、電源には三洋電機の充電池「eneloop」を採用。単3形のeneloop4本で
動作し、約1000回の繰り返し充電が可能という。
本体サイズは70×30×110mm(幅×奥行×高)、重量は約270g(eneloop4本含む)。同梱のW-SIMはアルテル製の
「RX420 AL」で、4x/2x/1xパケット方式やフレックスチェンジ方式、64k/32kPIAFSに対応。W-OAMにも対応し、
最大204kbpsで通信できる。
発売日時や価格などの詳細は、決定次第改めて公表する予定。なお、同製品は10月9日より幕張メッセで開催
される「東京ゲームショウ2008」のモリゲームズブースでプロトタイプが展示される。
会場の説明員によれば、eneloopでの動作時間は約2時間程度で、アルカリ電池などに交換しても動作は可能という。
本体での充電は対応せず、充電には別途充電器を利用する。複数台の端末による接続が可能なため、ウィルコム
契約ユーザー以外がどこでもWi-Fiを利用することも可能だが、現時点で契約ユーザー以外の利用は特に禁じていないとした。
■ソース
BB Watch ( URLリンク(bb.watch.impress.co.jp) )[2008/10/09 11:54 (甲斐祐樹)]
■関連情報
WILLCOM ニュースリリース
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