08/10/06 16:44:56
コンシューマ向けノートPCの販売台数のうち、10万円未満の価格帯の製品が、ついに5割を突破した。
BCNが全国の量販店を対象に調べた9月のPC販売実績によると、10万円未満のノートPCの構成比は、
51.7%となったほか、ネットブックが集中する6万円未満の価格帯の構成比は23.4%と、前月の19.9%から初めて
2割を突破し、引き続き拡大傾向にあることを示した。
また、6万円以下のノートPCにおけるメーカー別シェアでは、Aspire Oneを投入した日本エイサーが、53.6%
と首位に躍り出た。発売月となった8月には、わずか1週間だけのカウントに留まったものの31.3%のシェアを
獲得。それをさらに拡大した格好だ。
9月の集計で2位となったのはASUSTeKで、前月の53.0%から、37.2%へと縮小した。とはいえ、上位2社の
占有率は、90.8%と圧倒的となっている。すでに東芝がネットブックの新製品を発表しているが、国内大手
メーカーの参入により、この状況がどのように変わるのか注目される。
機種別に見てみると、1位はAspire Oneのサファイヤブルーで29.2%、2位が同じくAspire Oneのシーシェル
ホワイトで24.2%。3位はASUSTeKのEee PC 901-Xのファインエボニーで11.5%、4位はEee PC 901-Xのパール
ホワイトで11.0%、5位にはMSIのWind Netbook U100エンパイアブラックが入り、3.2%となった。
10型以下のディスプレイを搭載したノートPCの集計でも、同様の結果が出た。9月の販売台数では、ノートPC
全体の23.9%を占め、前月の20.3%から構成比を拡大している。
メーカー別シェアでは、日本エイサーが前月の29.9%から52.8%へと拡大して首位。2位のASUSTeKは、前月
の52.1%から32.1%となり、両社の立場が入れ替わった状況だ。
3位以下は、日本ヒューレット・パッカードの5.6%、工人舎の5.4%、MSIの3.5%となっている。
一方、OS別の集計では、ノートPCにおいては、Windows XPの構成比が25.5%と、前月の21.5%から拡大。4台
に1台がWindows XP搭載となった。Windows Vistaは72.2%、Mac OSは2.4%。
デスクトップPCでは、Windows XPは4.4%に留まっており、Vistaが86.2%、Mac OSが9.4%となった。
ノートPCとデスクトップPCとをあわせたPC全体では、Windows XPが20.7%、Vistaが75.3%、Mac OSが4.0%と
なっている。
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▽ソース:PC Watch (2008/10/06)
URLリンク(pc.watch.impress.co.jp)
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