08/10/04 04:31:05
全国にホテルを展開する東急ホテルズ(東京、犬飼徳比児(よしひこ)社長)は一日までに、100%
子会社の北見東急イン(小林秀樹社長)を閉鎖する方針を固めた。北見市内でのビジネスホテルの
競争激化などを受けて、事業継続を断念したとみられる。
北見市によると、東急ホテルズの犬飼社長が九月三十日に同市を訪れて、神田孝次市長に対し
「営業継続が困難になったため閉鎖する。時期については今後判断したい」と撤退方針を伝えたという。
北見東急インはJR北見駅前に立地する地上十二階建て、百二十七室のビジネスホテル。きたみ
東急百貨店とともに一九八二年にオープンし、東京や札幌などからのビジネス客の利用が多かった。
同じビルに入居するきたみ東急百貨店が経営不振で昨年十月末に閉店した後、ビルは関連会社から
同市へ無償譲渡され、北見東急インはテナントとして営業を続けていた。
北見市内では大手チェーンのビジネスホテル進出が相次いだため、市内のホテル客室数は現在
三千室を超えており、既存のホテルが苦戦を強いられている。さらに北見駅前では客室二百六十室の
新たなホテル建設が進んでおり、東急ホテルズは入居するビルの老朽化もあり、北見での事業継続を
断念したようだ。
▽ソース:北海道新聞 (2008/10/02 10:31)
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