10/03/08 10:49:20 eI8BEXGY
>>693
このロードマップは楽観的過ぎると思うなあ
現時点でどんな対局時間の条件にしてもソフトが勝ち越すのはプロ棋士の下1/3あたりだろ
「完全に人間を超える」という言葉の意味が現在の(というか5年以上前の)チェスソフトの段階というか
何度、番勝負をやっても人間トップがソフトに勝てないという意味だとすれば、ソフト側の勝率が7割以上でなければならないし
(それより低ければ番勝負で人間が勝つチャンスが十分にある)、あと5年でそのレベル差を人間のトップに対して達成するのは無理と思うぞ
10年あればそのレベル差になるだろうし、15年程度で今のチェスのように「人間は絶対に1局もソフトに勝てない」という差になると思うが
それとレーティングが2000から2500と500上がるのに8年かかってる(98年から06年)のに
2500から3000に上がるのは5年で済むというのも変だよ
将棋ソフトに限らず、こういう成長曲線は特別な発見とか技術革新とかがない限り徐々にスピードが鈍るものだよ
いずれにせよ余り楽観的というか現実を離れた予測はソフトを理解できない ID:dhBKhQrv みたいなゴミ蛙どもをゲコゲコ騒がせて五月蠅いから避けた方が良い
それにしても理研が作っているスパコンの京速コンピュータのハードの力を以ってすれば
将棋ソフトがどれほど強くなるか試してみて欲しいね
「世界最速スパコン、日本の伝統文化に挑戦!」とか銘打って、将棋と囲碁それぞれのソフト開発チーム1チームずつに
専用並列処理ソフトを開発させて動かすのを認めればいいんだがなあ
「人間の頂点に勝つ」というのは分かりやすいテーマだからスパコン開発の予算獲得面でも説得しやすいと思うし
(何しろ、膨大なコストが必要な宇宙で小学校や中学校の理科の実験をやるのが宇宙開発の重要なミッションの一つと思ってる国だからね)
いずれにしても京速コンピュータか高々その次のスパコンの性能を用いれば、羽生が自分の本で「棋士は誰もできない」と断言した
「10手先の局面」全てを把握した上で最善の手を指せるようになるからね
コンピュータに限らず装置の発展の歴史は突き詰めて言えば人間の能力拡大が目的であり更には生身の人間を凌駕する為でもあったのだから
将棋や囲碁で人間を凌駕するというのは正に装置発展史の本質に適ったテーマだ