10/03/06 12:19:53 vpQOnlIX
>>817 中学受験で親が誤解しがちなのは、「不得意が特訓で克服できる」ということです。
そんなことができれば、根性さえあれば皆、満点になります。
まずそういう魔法のメソッドなんてないんだ、と割り切って下さい。
塾の先生を中心に魔法のメソッドらしきものを提供する人は多いですが、一見優しそうに見えるそのメソッドも、
実は毎日10キロジョギングして三食抜けばやせられる、という類のものですから、まず続きません。
次にどうするか。「成績を向上させる」ことを目的とせず、「楽しく続ける」ことを目的にして下さい。
そうすれば、徐々に伸びていきます。だけど即効薬はありませんから欲を出さないこと。
具体的には、今までどおり、普通に勉強していればいいです。
ただし、怒ったり、文章力のないことを絶対嘆いてはいけません。
親に否定的評価をされていることを察知したら、子供はやる気がなくなります。
続けてさえいれば、今よりは悪くなることはありませんし、もしかしたら開眼するかもしれません。
だけど親が開眼させようとしたら子供は眼を閉じますから、余計な口出しは慎むこと。
100回に1回か、1000回に1回は、子供も、おっと思うような回答を書くと思いますが、
そのときだけ「やればできるね」とほめてあげて、後は見ざる言わざる聞かざる。
全部ほめようとすると、いくら演技しても無理が出ますし、子供もその無理を察知します。
子供の成績を上げなければならないという焦りはよくわかりますが、そんなことは神様にしかできません。
人間である親にできるのは、成績を上げたいと言う欲にかられて、子供のやる気をなくさないことだけです。
子供がどんなわけのわからない回答を書いても、今後の今後の成長(遅々たるものかもしれませんが)を信じて、
どーんと構えていきましょう。