09/12/13 23:27:13 UFjHe9Dq
§離乳準備食(果汁やお茶)って必要?
母親への授乳・離乳指導の在り方を検討している厚生労働省の研究会は
H18年12月20日、「離乳開始前に薄めた果汁やスープを与える必要性はない」
との見解をまとめた。
これを受け同省は来春にも、現行の「離乳の基本」と題した指針を
約10年ぶりに改定、「授乳・離乳の支援ガイド」を新たに作成する。
多くの保健所や病院では、赤ちゃんが3~4カ月になるとベルトコンベヤーの
商品のように事務的に「そろそろ果汁をやりましょう」 と言って、いわゆる
離乳準備食の指導がなされてきました。
母乳っ子かミルクっ子かなんて全く無視されているのです。
離乳準備食は、約半年後からの離乳食に先立つ味ならしで、
栄養、ビタミン補給などというものではないのです。
ミルクっ子は、毎回同じ量・同じ味・同じにおい・同じ濃度のものしか
飲んでいないために、離乳食という異質な物へ進む前の準備体操として
準備食が必要とされてきました。
しかし、母乳っ子は毎日毎回、量も味も濃さも変わっているのです。
お母さんの食べ物によっても母乳の味は変わり、
色やにごりや粘度も目で見てわかるほど変わっているのです。
しかも、一回のほ乳でも最初に出てくる乳(前乳)と後半の乳(後乳)は、
脂肪の濃度は倍くらい後者が濃いのです。
このように、おっぱいそのものが離乳に向けての準備でもあり、
母乳っ子にはおっぱい以外、基本的には何も必要ないのです。
半年ぐらいから、ゆっくりゆっくり直接離乳食へと進めていってください。