09/08/05 01:21:10 nueKEzeQ
現代社会で所有してると非常に不利になりやすい資質の一つが
「注意散漫」のDNA群だと思う。
原始時代は、気を散らせやすい、いつもジッとしてない、いつも
いろんなことに注意を払うといった、獲得形質は捕食者に襲われないように
するためにかなり有利だったが、そういう危険性が去った現代だと、これは
ものすごい不利に働く。
なぜか、理由は簡単、現代社会で成功する秘訣、あるいはもとめられる能力の
多くが、「しばらくジッとして一つの作業に没頭する」能力だから。
エクセル作業やバランスシートのチェックといったオフィスワークもそうだが、
受験勉強なんてのは極めて典型的。
注意が拡散しやすい遺伝を持つ人々は、かわいそうだけどこれが、すごく苦手。
ジッとしてることで感じる苦痛が、そうでない人間よりも大きい。
やけどに対する痛みが常人より酷い遺伝形質ってのがあるらしいが、まぁ
やけどをする機会そのものが少ないのでどうということはない。熱の苦痛に
大して常人より敏感になったところで、現代社会で生きていくのに別に不利にはならない。
しかし、拡散注意のDNAはそうじゃない。現代文明に必要とされてる資質と
真っ向からぶつかる。
注意多動性障害までいくともう病気だが、どちらにせよ一箇所にだけ注意力を持続させる
ことに、苦痛をいだきやすい遺伝因子を持ってる連中は、現代じゃどれも最底辺層に
落っこちてるだろう。
これは、大学の教養の講義でこっそり教授が打ち明けたネタだが、俺もそうだと思う。
たぶんADHDやそれに類する遺伝子を持ってる連中ほど、現代で生きにくい立場に
たたされてる連中は居ないと思う。