09/04/23 12:37:43 lFqGcf5P
空襲で、火の海の中を幼児の手を引いて必死で逃げていた母親が
突然手の感覚が軽くなったと思って振り返ったら
熱風に煽られて飛んできたトタン屋根だったか看板だったかで
スッパリと切断された子の腕の先だけを握っていた・・・という話があった。
その物語を読んだのは小学校か中学校の頃だったと思うけど、
強烈な印象でずっと覚えてた。というか頭にこびりついて離れない。
今、3才になる我が子と手をつないで歩くたびに、今の世の中が戦争じゃなくて
よかった、こうして歩いている場所が火の海じゃなくてよかった、と思う。
風の強い日には何が飛んでくるか分からないから注意しなきゃ、とも思うし、
大地震があったら子供とどうやって逃げよう、と考えたりもする。
現在でも内戦やらテロやらで突然我が子を失うような地域もあれば、
飢餓や病気で子供の死亡率がめちゃくちゃ高い地域もあることを思い出すと
今目の前で天使みたいな顔で眠っている子供がものすごく愛おしくなる。