09/12/19 07:02:57 TmwbF2yC
ヤツと俺は一緒の3流大学へ進学。大学もそれなりに色々あり卒業し、俺は就職。 ヤツは就職決まらずニートに。
その年の夏、夜中にヤツからのメール。「オレ…樹海行ってくる…」とだけ。失踪?自殺?音信不通に。財布と通帳だけしか持ち出してなかったらしい。(ご両親談)
警察の捜索の甲斐もなく見つからず、半年たったころ、 帰ってきた。樹海に入ったのはいいが、何日か歩き続けてたら、知らない間に樹海抜けてたらしい。
死ぬつもりではなかったらしく、ハイキングのつもりが無駄に山中を歩き通しただけだったようだ。
樹海抜けた後、何日かして立ち寄った民宿で住み込みで働いてたらしい。畑仕事も。
ご両親が良かった良かったと喜ぶ中、ヤツが言った言葉
「樹海はハイキングするもんじゃない。野良犬がいて危険だ。あそこは山籠もりする人に向いてる。行くならシーチキンとかフルーツ缶買わないと」
なんなの?ヤツのキャラがいまだに分からない。
家、学校、外…それぞれの場所での振る舞いにギャップがありすぎて、ヤツにはずいぶん振り回されたよ。
ご両親「あの子、家事の手伝いとかしてくれるし、いい子なんだけどねぇ…気分が変わりやすいというか。ちょっと過保護に育てすぎたかしら?」
過保護に育てられて、なんであんなに無駄に生命力ある人間がww
ヤツは今、近所の塾とアイスクリーム屋でバイトしてる。そんなにカツカツで働いてないのにリーマンの俺より稼いでるww
一緒に飲みに行くとヤツは決まって言う。
「今ニートになっても続かないしな…2億ぐらい貯めねぇとなぁ…絶対貯めて、大金持ちになるぜ。お前よりよぉ、先にニートになってやっからなぁ」