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北海道で車炎上、子ども４人が死亡
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２日午後９時４５分頃、北海道厚沢部町(あっさぶちょう)社の山の民家から、「車が燃えている。中に子供がいる」と通報があった。
道警江差署員が駆けつけたところ、民家の前に駐車していたワゴン車が真っ黒に焼けていて、車内から子供４人が遺体で見つかった。
同署は４人の身元を確認するとともに、出火原因などを調べている。
道警幹部などによると、死亡したのは、函館市の棚橋智也さん（２４）の長女で歩夏(あゆか)ちゃん（３）、長男の旬汰(しゅんた)ちゃん（２）、
７か月で双子の男児の涼央(りおん)ちゃんと羽央(かおん)ちゃんとみられる。
棚橋さんは、飲食店従業員の妻、季(ゆき)さん（２１）と子供４人の６人家族。季さんは出火時、七飯町の職場にいて、残る５人で棚橋さんの
実家を訪問。棚橋さんは４人の子供を車内に残して家に入った。車から離れたのは短い時間だったが、戻ったところ、車が炎上しており、１１０番した。
４人はいずれも車内にいて、車内の２列目の座席から双子とみられる２人が見つかり、３列目の座席に長女と長男とみられる２人が倒れていたという。
棚橋さんは警察に対し、「車のエンジンを止めて実家に入った。戻るとエンジンがかかり、車が燃えていて、手のつけられない状態だった」などと話しているという。
（2010年4月3日01時51分 読売新聞）